「どうせ私...」を数えて、ご機嫌になろう
サマリー
「どうせ私にはできない」という思考パターンが、日常生活でどれほど影響を及ぼしているかを理解し、これに気づくことの重要性を紹介します。内省法を用いることで、見えない威力に振り回されずに自由に生きるための方法について述べています。
文字数
約1032字
難易度
★★★☆☆(星5つ中3つ)
Dr.EKOのトレーニングを始めたばかりの受講生さんが必ず最初に乗り越える課題があります。それは「どうせ私にはできない」の「どうせ私...」が放つ見えない威力に打ち勝つことです。
このトレーニングは体感型とも言われ、生涯に渡って使える内省法をマスターしていただくものです。内省法というのは、自分で自分の心理状態をご機嫌にする方法です。その内省法をマスターすることで、見えない威力に振り回されない生き方、自由に使える心と体を手に入れます。
最初は初体験の連続を体感していただき、しだいに日常の当たり前にしていく、超地に足がついたトレーニングです。野球のバットの振り方を覚えるように、一度覚えたら後はご自由に人生の好きな場面でご自分で判断してヒットでもホームランでも。慣れてきたら、自分がやりやすい様にバットを持つ位置をちょっとだけずらしたり、肘の角度を変えたりするのが楽しいパートでもあります。
そう、トレーニングも同じ。何かをマスターするって本来楽しいことです。しかし、これまで内省を避けてきた人にとっては得たいの知れないトレーニングに恐怖感を抱かれることも。そんな状態で、申し込みに至った勇気はある意味、感動です。
「絶対に人生変えてやる!」魂が叫ぶほどのすごい気合いがあってこそです。しかし、いざ始まってみると「すいません、宿題できませんでした」「あの、今日ちょっと調子悪いんでキャンセルしても良いですか」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
「えぇ?!あの気合いはどこに?」と思われるような心理療法士なども多いのですが、実はこれって、患者さんの意志が弱い訳でも、心が弱い訳でもないんです。「どうせ私...」と考える見えない威力なんです。
どうせ私はトレーニングをやってもうまくいかない
どうせ私は初の落第生になるだけ
どうせ私はお金も時間も無駄にするだけ
どうせ私は成長しない
どうせ私は幸せなんかになれない
・・・
(エンドレス)
どうせ何やってもだめ、そう思い込んでいる方にとっての宿題はできる気がしなくて当然です。自宅でノートを開きます。よしやるぞ!書き出そうとしたら急に「きれいな字で書かないと」「集中するためにまず部屋の片付けをしよう」「人に見られても良いように、変な内容は書かないでおこう」・・・(エンドレス)
なぜか急に宿題以外のことが頭に浮かびます。そして、翻弄されているうちにあっという間に次のオンライントレーニングの日がきます。「宿題できませんでした」「だからどうせ私は成長できません」となります。
実はこれ、日々の生活の中にも多々あります。翻弄された結果、まるで何かに挟まれたように行動できない時や言いたいことが言えない時「どうせ私にはできない」「どうせ私の話なんてだれも聞いてない」「どうせ私・・・」が隠れている可能性があります。
一度、数えてみてください「どうせ私...」。その数がご機嫌になれるチャンスの数です。なぜならトレーニングではその1つ1つを好転させていくからです。
Dr.EKO
この記事が役に立ったと思った方は、ぜひ無料のeBOOKもダウンロードしてください。