競争?協奏?共創?:競争社会から抜け出すための心の在り方
サマリー
この記事では、競争社会の中でどのように心の在り方を見直し、内省を通じて自分らしく生きる方法を探ることの重要性について述べています。特にスポーツ経験を通じて得た洞察を基に、競争と協奏、そして共創の違いを明らかにし、意図的に競争から抜け出す方法を紹介しています。これを読んで、自分自身の心の在り方を見直し、真に健康で豊かな生活を目指してみましょう。
文字数
約1,230文字
難易度
★★★☆☆(星5つ中3つ)
競争?協奏?共創?
実は私、バスケットボール競技歴なんと16年あります。
え?!プロ?いえ、ただのもの好きです。
バスケットボールはラグビーやサッカーほどの体当たりはないにしろ、他人のボールを奪い取って時には相手を騙し、相手の守備をすり抜け、ボールをゴールに入れると得点になる競技です。点数から優劣をつけ、勝者と敗者を決めます。
長年プレイしている選手はオン/オフの切り替えがうまくなるんです。コートの中では絶対勝つ!!鬼の形相で戦えます。いったんコートを出ると同じ人間とは思えないくらい競争心がなく、むしろちょっとぼーっとしている無防備なチームメイトが多かったです。
しゃべるのがめちゃくちゃ遅いとかはあるあるです。
しかしながら、オン/オフの切り替えがうまくできない人、とてもたくさんいらっしゃいます。
学校で、職場で、意図せずとも競争の世界に。家庭でも、ご近所でも、ただの友達の集まりでさえも、まるでバスケの試合の続き。他人の視線や動向が気になって、気になってしょうがありません。
実は一昔前の私がそうでした。そして、ある日言われました。
「あなた、いつまで競争するの?」
スラトレを受講した20代の女性が言いました。「最後の独身仲間が結婚すると聞いて、腹が立ちました。私一人が取り残されたみたいで孤独。友人の幸せを祝えない自分が嫌です」
腹が立って、祝ってあげられなくて孤独を感じて当然です。だってまだ競争の世界にいますから。意図せずとも。
同僚が昇格したことが許せない他のスラトレ生さんは、「なんで自分じゃなくてあんなバカが昇格するんだよ!理解できない!大切にされていない気分です」
腹が立って、理解できなくて、悲しくなって当然です。だってまだ競争の世界にいますから。意図せずとも。
「競争してて大変ね」と他人ごとに感じている方の中にも、実は意図せず隠れ競争の世界に迷い込んでいる場合があります。
どういった競争の仕方かというと、それは自ら「下に入る」戦術。
ん?!どーいう意味?
こんなスラトレ生さんもいらっしゃいました。「私〇〇向いてないんです」「え?なんでそう思ったの?」「だってAさんがとてもお上手なのでそれを見ると自信なくしたというか、私には別の花道があるんじゃないかって」…
これ分かりますか?あえて「下」に入って負けに行ってるそんなイメージです。
「下」にいたら、競争しないで済むし後で大どんでん返しもできますし、別の「上」を探しにいくことだってできます。「上」の悪口を言って「横」の連帯感を強めることもできます。日本人らしい戦術だな、と思いました。
でもね、これも本人が望んだ結果ではないんです。古くから継承されてきた負の伝統と呼んでいます。
単に〇〇がしたかっただけなのに、他人と比べ競争を基準に生き続けること、本当にしたいことができないしんどさだけでなく、上下や優劣が気になってしまって正直、疲れます。
競争の世界にいないスライバーならこう考えます。
「私〇〇向いてないんです」「え?なんでそう思ったの?」「だってAさんがとてもお上手なのでそれを見ると自信なくしたというか、私には別の花道があるんじゃないかって」…「そりゃそうよ、Aさんはもう何年も練習してるんだから。あなたはまだ数ヶ月目でしょ?比較にならないわ。やりたいなら、ただやればいいんじゃない?」
「冷静に考えたらそうだね。プロのバスケ選手とバスケ部に入ったばかりの小学生をだれも比較しないものね。私らしくやってみたいわ」
あなたはまだ競争の世界?
スタンフォードの同僚たちと私は、まるでオーケストラの演奏のように働く時間を過ごしました。
「私、ピアノ弾くね!」「了解、じゃあ私はフルート」「会場の設営はオレに任せな」
すると、だれも真似できないような業績が次々と共創されていきます。
スタンフォードって世界の競争社会の頂点だと思っていましたが、本当の世界のトップエリート、スライバー達はもう競争の世界に住んでいませんでした。
現代は意図せずとも、競争の世界に迷い込む時代。意図して抜け出す人生の転換ライフチェンジ(life change)が必要です。日本人だって目指して良いんです。スライブライフ(Thrive life)をいざ!
Dr.EKO
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